世界遺産の万田坑

熊本・八代・玉名

明治時代、石炭により日本の近代化と産業を支えた炭鉱が、福岡と熊本にまたがるようにあります。
そう、世界遺産になった炭鉱です。
日本の産業革命を牽引した炭鉱です★
今日は、その中でも熊本にあります炭鉱・・・

万田坑 をご紹介します。

この万田坑は、「明治日本の産業革命遺産」として登録された、世界文化遺産の中の一つ。
大牟田と荒尾にまたがって点在する炭鉱のうちの一つで、大牟田にある三池炭鉱の一つの坑口となります。

熊本市内から、車で1時間10分くらい。
荒尾の、グリーンランドの近くです。

ちなみに、この「明治日本の産業革命遺産」として同じく世界文化遺産に登録された場所には、三角西港もあります。
(三角西港の記事はこちら ➡ 世界遺産の三角西港
万田坑で掘り出した石炭を、三角西港から船で運んでいたんですね。

ロマンを感じるぅぅっ

では、早速行ってみましょう。
入場チケットを購入し、周辺の風景を見ながら歩いて入口まで。
すでに、レンガ作りの塀があったりとレトロな雰囲気が漂っています。
そして、近くまで行くと、建物が。

すごいレンガ作りの建物だぁ!

すごいなぁ・・・ここで採掘された石炭で、当時の日本は列車を走らせていたんだよね。
石炭のおかげで、一気に産業革命が進んだんだよねぇ・・・。

写真を撮るのにも、なんだか気合が入ります。
当時の方々が使っていらっしゃった工具類が、そのままになっており、見る事ができます。

こういう仕事道具、見るの好き!

作業場には、「ご苦労さん」の文字。

こういうの、グッとくる。

様々な機械や、ストーブなどがあって、当時の様子をうかがい知ることができます。

ここは、採掘場。
トンネルの先に彫られた竪穴へ、昇降機を使って複数人で降りていき、採掘していたようです。

地下に彫られた採掘の穴は、海底にも及んでいたそう。

今は炭鉱の穴の中は見る事はできませんが、レンガ作りの建物の中には入ることができます。

レンガ作りの建物の中には、それはそれはトキメキしかない、でっかい機会類が。

このバカでかいゼンマイとワイヤーロープで、数十人が乗った昇降機を上げたり降ろしたりしてたんですねぇ・・・。

全部手動なんだよね。

手動のエレベーター。

入口には、石炭とダボ石が置いてありました。
採掘当時は、掘れば石炭というわけではなくて、沢山のダボ石の中に石炭があるという感じだったのでしょう。

建物の外には、レールなども残っておりました。

きっと、沢山の人がここでお仕事をされていたんだろうな。
なんとも感慨深く、そしてレトロなものが好きな方にはたまらない場所です。

とてもロックな場所でした。

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