熊本には様々な干潟がございますが、それぞれ、干潟にも特徴が。
どちらにせよ、共通して広大な景色が見れるのが干潟のいいところ。
そして、とある条件下ではこれから(秋・冬)が見頃だったりします。
というわけで、今回は・・・
荒尾干潟をご紹介します。
荒尾干潟は、その名の通り荒尾にあります。
実は、単一の干潟としては国内有数の広さを誇ります。
(南北約9.1キロメートル、東西最大幅約3.2キロメートル、干潟面積が約1,656ヘクタール!)
熊本市内からだと、車で約1時間10分です。
近くには長洲港や万田坑(世界遺産)があります。
この荒尾干潟は、美しい夕日が見れる人気のスポット。
実は、美しい夕日とオレンジに染まる干潟の見頃が、9月から3月ごろなんです。
つまり、11月の今から年明けまでは、がっつり見頃となります。
干潟といえば、以前の記事では砂の曲線模様が美しい干潟、「御輿来海岸」や、満ち潮の時は沈んでしまう干潟にある道、「長部田海床路」などを紹介しました。
砂の曲線美☆御輿来海岸
海に沈む道~長部田海床路~
こちらの干潟も、夕日の見頃が冬(1月ごろ)となってます。
ただ、夕日だけを見に行くのはとても勿体ない!
日中に行っても、荒尾干潟は素敵な景色を見せてくれます。
まず、ぜひ潮がひきはじめる前に行ってほしい。
そして、満ち潮から干潮に向けてを体感して欲しい。
満潮時は、ただ穏やかに満ちた海が広がっているだけ。
それこそ、穏やかな波の音が聞こえる、そんなに波もたたない、本当に穏やかな海です。
ところが。
潮がひきはじめると・・・・
急に。
急にね。
ざざざざざざざざざっ
ざぁーーーーーーっ
え?潮が引くときって、こんな音するっけ?
どこかで聞いた事あるような音・・・・・。
あ、そうだ!
これ、お風呂の栓を抜いた時の音だ!!!
お風呂の栓を抜いたみたいな音と共に、潮がひきはじめます。
一瞬、何の音かわからなかったです。
この、海が見せる姿の変化が衝撃で、見入ってしまいました。
潮が引き始めるたら、海に写真のような道がありますので、そこを歩きながら海の様子を見ても楽しめます。
最大3キロメートルの潮が引くって、すごいよね。
思っていたよりも早いスピードで潮が引いていく。
そのスピードに置いて行かれたお魚さんとかがいます。
そして、それを狙う鳥。
この荒尾干潟は、国際的に重要な渡り鳥の飛来地なんだそう。
熊本県で初めて「ラムサール条約湿地」に登録されていて、国際的にも重要な湿地なんですって。
ちなみに、この荒尾干潟にはマジャクをはじめとする多種多様な生物がおり、波打ち際にはいろんな貝がらも落ちてます。
渡り鳥・水鳥さんたちは、おいしい荒尾のマジャクやらお魚さんやら、貝とかを食べていらっしゃるんですね。
いいもの食べてるなぁ・・・(いいなぁ・・・)
そして、潮が引くと・・・・
美しいリフレクション。
潮が一気に引いた後の濡れた干潟に、空が映り込んでいてとっても綺麗なんです。
遠くに見える島原・雲仙(かな?)と、広大に広がる干潟は、それはそれは美しくて。
波の音、潮の引く音、そして美しい景色・・・
一日中いれるわぁ
なんなら、ずっとぼーっとしていたい。
いや、この海岸で仕事したい。
パソコンがあればできる仕事の時は、ここで仕事しようかな・・・・
まるでウユニ塩湖みたいな雰囲気の写真が撮れます。(言い過ぎ?)
そして、このまま夕日を待ちたいところですが、この写真を撮った時は9月。
ぎりぎり、夕日の見頃になったかなぁ?って頃でしたので、この日は写真は撮らず。
(空がかすんだりして、あまりはっきりとしない夕日だった)
やっぱり、折角ならがっつり見頃を迎えた夕日が見たい。
空ににじまず、真っ赤に染まった空にくっきりと沈む夕日と、干潟に伸びるオレンジの道・・・
そんな風景がいいもんね!
というわけで、私もこれから冬の間、しっかりと着こんで夕日を見に行くよ!!